MENU

【ひめラボ活動報告】森の中のbook cafe ふたたび

2026.03.03

◆ ひめラボをたちあげたきっかけ

2024年12月にひめラボのメンバーたちと、砥部町にある古民家坪内家にて初の「森の中のbookcafe」を実施。本がコミュニケーションツールになること、非日常の空間で安心できる人たちと時間をシェアすることの居心地のよさを実感し、ラボを解散しました。
次のステップとしてはこの居心地のいい「bookcafe」をひめラー以外の人たちにも味わってほしい。そのためには何ができる?何をすればいいの?ふたたびラボを立ち上げてみんなで考えていくことにしました。

◆ 初回ミーティング

3月下旬、「森の中のbookcafe ふたたび」ラボ初回ミーティングを行いました。前回からのメンバーに新しいメンバーも加わって賑やかにスタートです。このひめラボでしたいことをそれぞれふせんに書き出し、話し合いました。「本を介したコミュニケーションを、どこで、誰と、どのようにしたいか」メンバーそれぞれの立場や思いは様々で、いろんな意見がでます。初回ならではの、お互いの目的や方向性をすり合わせる難しさを感じるところもありましたが、改めて本のコミュニケーションツールとしての可能性の大きさも感じました。これからは目的によっていろんな形の本のラボが立ちあがっていくのかもしれません。それもまた面白いし、期待したいです。

◆ 第2回ミーティング

4月、初回ミーティングの内容を整理し、再度ラボの目的や解散設定、ラボの進め方について話し合いました。結果、このラボでは前回に引き続き、サードプレイスを軸に、非日常を感じられる場所で、参加者全員がフラットで自由に過ごせる空間作りをめざします。本を介したコミュニケーション作り、地域や人と繋がり、魅力を引き出すリサーチをした後、ひめラー以外の人を交えての「森の中のbookcafe ふたたび」を開催、次につなげる振り返りをして解散ということになりました。ただ具体的な進め方については、どこからどのように手をつければいいのか?迷走…。そこで、焦って進めるより、何かそこにたどり着ける手がかりになりそうなことをやってみようと思い、「お試しbookcafe」を提案しました。
これには、本を使ったコミュニケーション作りを試すのと同時に、軸となるサードプレイス作りのために、まずそこにいる人達の距離をぐっと近づけたいという思いがありました。art venture ehime project room 開放日に、やりたいことがあるひめラーがファシリテーターとなり試行、その日の最後にみんなで感じたことを振り返ります。何回かしてみることで、何が居心地のよさを感じるのか、「bookcafe」の存在の意味を考えるヒントになるといいなと思いました。
また、並行して、非日常で癒される場所のリサーチや、「地域とつながるということ」を、じっくり丁寧に考えることができるとも思いました。

◆ 第3回ミーティング(ZOOM で)

事務局からのアドバイスをいただき、解散設定について再度話し合いました。ひめラー以外の人を交えた「森の中のbookcafe ふたたび」を開催後、振り返り解散予定でしたが、まだ、日時・場所・内容、何も決まっていないので、企画書を書いてもほぼ未定になってしまいます。場所リサーチや、「お試しbookcafe」を試行し、次回の「森の中のbookcafe」の概要が決まって、企画書を書く見通しがついたら解散。その後、新たにラボをたちあげて具体的に内容をつめていき、実際に開催しようということになりました。
だいたいの目途として、今年中にお試しbookcafe の複数回実施、場所のリサーチなどを行い、1月~3月で開催に向けての具体的なミーティング、2026 年5月頃「森の中のbookcafe ふたたび」開催という目標をメンバーと共有しました。

◆『お試しbookcafe Vol.1 ~羊男とドーナツについて~ by ハヤカワ文庫』の開催

2025 年5 月17 日(土)13:30 ~ 16:30@apr
参加者:早川、首藤、難波江、大江、中島、穂積、宮本、和田、福原
【アイスブレイク】村上作品にでてくる美味しいドーナツをつくろう!
①「羊男のクリスマス」の装丁画で対話型鑑賞
②「羊男のクリスマス」朗読 by ひめラー難波江さん・首藤さん
③早川さんが語る村上作品の魅力&みんなで村上作品を語ろう
④今日の振り返りをみんなで書店のpop 風にまとめよう

朗読を引き受けてくださったお二人に感謝します。練習なしのぶっつけ本番にも関わらず、嘘でしょっ!?って思う位の出来ばえで、ひめラーさんの未知の力に驚きをかくせませんでした。今回のことで自分自身のことも村上作品に絡めてふりかえることができました。改めて、私にとってはかなり重要な作家さんなんだと認識しました。村上作品と自由について考えられたこと、有り難かったです。参加してくださった皆さんに感謝です。暖かくて何をしても受け入れてくださる安心感しかありませんでした。(企画進行:ひめラー早川)
村上作品はあまり読んだことがなかったのですが、実際に朗読で耳から触れ、深い考察を聞く中で、村上春樹という人にすごく興味が湧いたし、次もし機会があれば作品を読んでみようと思えました。本を通じて、また少し皆さんのことを知ることができ、新しい興味の扉も開くきっかけとなり、本当にとても良い時間でした。(ひめラー中島)

◆『お試しbookcafe Vol.2 みんなで「の」~「の」の世界を旅しよう by 大江泰代さん』の開催

2025 年7 月13 日(日)13:00 ~ 16:30@apr
参加者:大江、和田、早川、加藤、中島、宮本、西山、穂積、福原
【アイスブレイク】「の」といって思いつくものを絵や字で描こう
①junaida「の」の絵本の装丁で対話型鑑賞
②「の」朗読 by ひめラー和田さん
③「の」の絵本からそれぞれ好きなページを選んで、そこに出てくる人物・動物などのスピンオ
フストーリーを作ってみよう→それぞれのストーリーをシェアしよう
④「の」のクッキーとチョコペンでそれぞれの「の」プレートをつくろう
⑤今日の振り返りをまとめよう

ページをめくった時に広がる楽しさを共有したくてこの本を選びました。「の」の絵本は1つ1つのページが作品として成立していて、次々広がる世界観を自由に体感できます。スピンオフストーリーを考え、妄想し、それそれの言葉で表現、みんなとシェアすることで、自分を自由に解放していいんだと感じてほしいです。楽しい時間でした。( 企画進行:ひめラー大江)
絵本の世界に入り込みました。作品の素晴らしさにも魅了されました。とても楽しい時間で、個の自分に戻れたひとときでした( ひめラー早川)
本・対話型鑑賞・食べる・考える・聴く・話す・書く・描く… 好きなことがたくさん集まるbookcafe。全て楽しかったです(ひめラー宮本)

◆『お試しbookcafe Vol.3 ~俳句は言葉の対話型鑑賞だ~ by 穂積洋子さん、~声に出してみんなで読書会~ by 秦元樹さん』の開催

2025 年8 月30 日(日)13:00 ~ 16:30@apr
参加者:和田、中島、秦、穂積、宮本、西山、福原
①本の助けを借りながら「実作→句会」を体験(穂積さん)
②戯曲をみんなで読んでみる??ー戯曲デジタルアーカイブより「夜会行」ー(秦さん)
③今日の振り返りをまとめよう

限られた時間で俳句の魅力をどこまでお伝えできたかわからないけれど、最後句会まで辿りつけて、それぞれの句をふみ板に、それぞれの思いを語っていただけたことを、とても嬉しく思っています。( 企画進行:ひめラー穂積)
楽しんで貰えてたことが分かって安心したのと、戯曲は設計図で、完成ではないから、声に出してみたり、他の人や工程が入ることでいろんな想像や形に膨らませることが出来る、って話も出来てよかったです。( 企画進行:ひめラー秦)
まさか演じることになるとは、まさかこんな衝撃的な展開が、、、、と、まさかだらけでしたが、だんだん引き込まれて役に移入する感覚が不思議でした。ホストが変わる度に新しい楽しみがあって、そのどれもが気張らず、自分らしく居られる空間になっていて、ぜひこのまま広げていきたいなあと思います。自分だったら本× 何が出来るだろうと、考えるのも楽しいです。(ひめラー西山)
俳句は、詠む側の受け取り方に委ねられている割合が大きいことが意外な驚きでした。意図したように受け取ってもらえなくても全然問題ないし、むしろそこが醍醐味。17 音という限られた音に言葉を乗せて、一石投じてみる。そして、そこから広がる波紋を楽しむ、というイメージで捉えました。
すでに「本」という枠を超えて、担当のひめラーさんの世界を覗いたり体験させてもらえる機会になっている気がします。安心して披露できるというのもサードプレイスとしての大事な側面でしょうか。毎回の企画が多種多様で面白いです(ひめラー中島)

◆ 最終ミーティング~これからのbookcafe について話そう~

2025 年12 月13 日(土)13:00 ~ 15:30@apr
参加者:穂積、大江、宮本、中島、福原
①【アイスブレイク】装丁画から本のタイトルを想像しよう
②お試しbookcafe の振り返り
③これからのbookcafe について
④クリスマスブックパス
⑤長田弘さんの詩集「食卓一期一会」から詩を紹介

bookcafe のラボはみんながてんで勝手にリンクを持ち寄ってくる自由さ、その前提にある安心安全の場所というのがいいですよね。これがひめラー同士から外の人に広がった時にどれだけこの空気を醸し出していけるかですよね。相手の方を信じてみんなの落としどころをそーっと時間をかけながら馴染ますように探していけたらいいなって思います。好き!興味ありますって近づいていったらお互いにうちとけていけるんだろうな。(ひめラー大江)
ブックカフェはこれぞ、ひめラーの活動って感じがしています。スモールステップアップで、少しづつ、形を変えて、続けていければと思います。(ひめラー宮本)
ひめラーの皆さんのおかげで力を抜いて参加できるほっとする場所なのに、気が付くと素敵な学びと人生観に大きな変化をもたらす不思議な居場所です。題材を通じ安心した空間で非日常を体感できる(自然に対話型鑑賞に)ラボです。次のラボが楽しみです。(ひめラー和田)

◆ まとめ

「お試しbookcafe」は全3回実施しましたが、どれもほんとに素晴らしく、本を使ったコミュニケーション作りのアイテムとして、今までなかったような視点から切り込んでいただき、誰もが楽しめて学べてわくわくできる内容だったと思います。自分の好きなこと・得意なことをみんなでシェアする形で、その日を担当してくれたひめラーさん側の満足感も得られたようです。また、やったことがないことに挑戦したり、それがうまくできなくても、温かく受け入れてくれる” ひめラー” がいることで、自由で自分らしくいられる空間作りもできたのではないかと思います。
これからのbookcafe は、「本を介して人と人、人と地域がつながるサードプレイスをつくりたい」をテーマにして、今までのラボや講座を通じて感じた「私たちのサードプレイス」に少しでも近づけるようにその都度、試行錯誤しながら進めていけたらいいなと思います。
次のステージはいよいよbookcafe が地域とつながるという試みへ。
この居心地のいいbookcafe をそのまま地域に。
場所のリサーチ、やりたいことも見えてきたので、このラボはひとまず解散です。次のラボでは、
ひめラーや、ひめラー以外の誰もが自分らしく過ごせる居場所を、そこにいるみんなで具体的
に話し合い、実現につなげたいと思います。(ひめラー福原)

すべて(47)
カテゴリー別
アーカイブ別