
【アクセス実践講座・コース1(内子町)第3回】
日時|2025年10月19日(日) / 10月26日(土)
場所|内子町・小田
講師|井口 梓(愛媛大学 社会共創学部 教授)
「アクセス実践講座」のコース1(内子町)の3回目です。コース1内子では、フェス期間中にイベントを開催することを目標に、2日間2チームに分かれて、これまでひめラー同士で話し合い、準備を進めてきました。
いよいよ本番の実践! ひめラーの想いの詰まった2日間の様子をレポートします。
■ 10月19日(日):12年の歳月を「きく」トークイベント

初日は、内子町・小田ゾーンにある「お宿にのみや」が舞台です。
ここでは、ひめラーが企画から準備、当日の進行まで自分たちで手がけるトークイベント「きく12年」-12年きいてきた声、その12年をきく、話が小田にきく-を開催しました。
講師の井口さんが12年かけて地域で聞き取ってきた歴史をまとめた作品『つむぐ』が展示される会場にて、当時を知る地域の方や卒業生が集まり、これまでの歩みを振り返りました。
「2時間の話を、その人のために2時間かけて記録する」という井口さんのまっすぐな姿勢を聞いて、ひめラーのみんなも「話をきく」ということの深さを改めて感じたようでした。
ちょうどお祭りの前日ということもあり、会場に獅子舞がやってくるサプライズも!地域の方が太鼓の音に合わせて楽しそうにリズムを取る姿や、伝統への誇りを語る姿を間近で見て、ひめラーたちも「こういうお話が聞ける場を自分たちで作れたんだ」と思っている様で、すごく嬉しそうな表情をしていたのが印象的でした。


朝から地域の方と一緒に郷土料理作りを手伝ったり、食を通じて距離が縮まっていく様子を見て、運営としても「アートがあることで、こんなに自然に地域とつながれるんだな」と、あらためてこの活動の大切さを実感した一日でした。


■ 10月26日(日):アーティスト井口梓がつむぐ 小田の過去~未来

2週目の26日は、ひめラーと学生たちが力を合わせて、もう一つのトークイベントに挑戦しました。準備の時間には、19日の振り返りを共有しながら、ひめラー同士が「実はこのイベント、こんな想いでやってるんだ」と本音を伝え合う場面があり、丁寧にコミュニケーションを取る姿を見て、いい雰囲気がチーム全体に広がっていました。
本番の井口さんの人となりに迫るトークイベントでは、 「まず家族が幸せでいて、そこから少しずつ幸せが広がってほしい」という井口さんの優しい言葉に、会場中が包み込まれるような空気になり、涙を流す卒業生の方もいらっしゃいました。「人生は短いから、いろんな人と話して幸せでいてほしい」という言葉に、今この瞬間を大切にしようという勇気をもらった気がします。
ひめラーのみんなが、アーティストさんの心の深い部分を引き出そうと一生懸命に向き合い、学生さんや地域の方にリスペクトを持って接している姿は、「アートを介したつながり」を感じれるイベントとなった思います。


みんなが自分たちらしく、楽しみながら場を動かしている様子を見て、運営としても本当に頼もしく、学ばせてもらうことが多かったです。全3回の講座を通じて、たくさんの「声」を聴き、対話を重ねてきました。内子町・小田での体験で生まれた気づきが、これからそれぞれの場所でどんな活かされ形になっていくのか、とても楽しみになった2日間でした。一緒に頑張ってくれたひめラーのみんな、ご協力いただいた小田の皆さん、本当にありがとうございました!
(art venture ehime 運営スタッフ 二宮 太一)
