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第4回鑑賞実践講座「ファシリテーションの振り返り」

2026.02.26

【第4回 鑑賞実践講座】
日時|2025年11月15日(土)10:00–15:00(昼休憩1h)
場所|えひめこどもの城 研修室
講師|春日美由紀(Art & Communication Lab. うるとらまりん主宰者、京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター共同研究者

ファシリテーションの振り返り/「場をみる」とは?

4回目となる鑑賞実践講座では、前回までの実践を通して「ファシリテーションとはなにか」をあらためて考え、残りの鑑賞実践講座で、ひめラーとしてどのように地域や社会に向き合ってけばいいのか、学んでいるスキルを次に活かすための振り返りの時間となりました。

まず講座が始まる前に春日さんから、「会場に入った時、グループごとの島のように分けられた座席に、どのように判断して座りましたか?」という問いかけから始まりました。講座に足を踏み入れた瞬間から、アートコミュニケータとして「コミュニケーションの創出」や、どのように「場を作る」か思考をすること、そしてひめラーとして「主体」となって動く意識できているのかを考えることが大事という視点が共有され、「はっ!」と気づいた表情のひめラーも多く見られて、身の引き締まる春日さんの問いかけから講座がスタートしました。

ファシリテーションの振り返り

まずは、ファシリテーションを行ってきたグループに分かれ、ひとりひとりがこれまでに行ったファシリテーションの気付きを整理し、情報交換をしていきます。さらにその気づきをグループでまとめて全体にシェアし、「作品との距離感や立ち位置を気をつける」、「作品のことを知る、見ておくなど事前の準備が必要」また「他の来場者への配慮」など、対話型鑑賞をファシリテートするための具体的な内容がグループ内で共有される中、春日さんからは、「地域や社会に出た場合、対話型鑑賞の手法をどのように活用できるかという点も踏まえて振り返りをしてみてください」というコメントがあり、さらにひめラーたちの議論が深まっていきました。

全体シェアでは、「参加者を信頼する」、「相手への思いやりやおもてなしの気持ちが一番大事。想像力を持って相手が何を考えているかを思考する。普段から意識や訓練をする」、「対話が終わっても、考えを深めて広げていける働きかけができる終わり方をする。答えがないことに対してお互いが認めていけるかが大切」さらに「まずは人に興味を持つことが根本的に大事ということに気づいた」というまとめを通して、アートコミュニケータが何者かということがひめラーたちの中にも輪郭を持ってみえてきている印象を持ちました。

ファシリテーションについて「いかに促進するのか」

午後はファシリテーションをした作品ごとでグループ分けし、鑑賞者から出た作品の要素を洗い出して簡潔にまとめたコンセプト文を作成していきました。対話型鑑賞のファシリテーターのスキルは、アート鑑賞以外の、それぞれが活動するフィールドでも置き換えて実践できることへの気づきも多くあったようで、日常的にも学んできたスキルや経験を応用していきたいとの声も多く上がりました。
私自身も、この半年で気づけば無意識にこのスキルを使っているときがあると感じることが増えていて、より深い議論や対話に発展しているなと感じています。

最後に、次回のファシリテーションに向けてひとりひとりが目標を紙に書き、今回の講座は終了しました。振り返りを通して、どの基礎講座でも触れられた「振り返り」の意味や大切さをあらためて感じました。よかったことは覚えていたり評価されやすいですが、うまくいかなかったことの気づきや反省点を整理して、それを皆とシェアして次への宣言をすること、その積み重ねが一番の成長の近道だなとひめラーの様子を見ながらあらためて感じました。
今回は特に「場づくり」にフォーカスしており、これからどんどん実践していく前に、とっても大事な骨格の部分を思い出せたことは次回以降につながる内容となりました。
ひめラーたちにはそれぞれでもまた振り返りをして、日常でもスキルを応用してみる場面があれば積極的に活用してみて、それをまたみんなにシェアして欲しいなと思います。
(art venture ehimeスタッフ 竹宮華美)

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