【第2回アクセス実践講座(コース1)】
日時|2024年9月8日(日)9:00–16:00(昼休憩1h)
場所|内子町
講師|井口梓(愛媛大学社会共創学部准教授)
アクセス実践講座の初回と2回目は、2日続けて行われました。
本日、第2回の講座はお宿にのみや(旧:二宮邸)から始まります。
今回の講座では、4つのチームに分かれ、ひめラーの皆さんと、井口研究室の学生の皆さんとがワンチームになって取り組みます。まずは、井口先生から今日の活動内容について説明を受けた後、それぞれのチームで土居通康氏の記憶画を見ながら、ディスカッションし、考えを深めていきました。
次に、会場を旧小田町郷土資料館に移します。実際の民具を見たり、手に取ったり、内子町役場の小野さんと畑野さんからお話を伺ったりしながら、どんなものが地域に残されているのか理解を深めたり、またそれら民族資料を残していくための可能性を探っていきました。
続いて、土居通康氏の記憶画で描かれている実際の集落へ現地視察に向かいました。絵に描かれていた建物を見たり、道中を歩きながら、当時の土居さんが暮らしていた環境を想像していきました。ひめラーの皆さんも多くの発見があり、とても楽しんでいる様子でした。
お宿にのみやに戻ってきて、みんなでお昼ご飯!
午後は、地元の高齢者や土居通康氏のご家族を語り部としてお招きし、土居さんの記憶画をもとに、当時の暮らしのことなどについてお話を伺いました。絵に描かれている遊びが一体どんな遊び方のものなのか、ということや、土居通康氏が記憶画を描いていた当時のことなど、一つの絵をきっかけに、世代や立場の違う人々が、当時の地域の暮らしや文化のことを話し合ったり、それを楽しんだりしている様子が、非常に印象的でした。
そして、1日目と2日目で訪れた場所のこと、考えたこと、聞き取りの中で得た学びなどを存分に活かして、ひめラーの皆さんと学生の皆さんでディスカッションを行いました。内容については、井口研究室の学生が、模造紙にリアルタイムでまとめてくれました。
最後に、模造紙の内容を発表し合い、充実した講座は無事終了しました。第3回の活動にも期待が高まります!
(art venture ehime スタッフ 鈴木宏佳)