【第2回基礎講座 「きく力」を身につける】
日時|2024年6月1日(土)10:00–15:00(昼休憩1h)
場所|愛媛県庁 第一別館 6階 トライアングルベース
講師|西村 佳哲(働き方研究家/リビングワールド代表)
今回の講座では「きく力」について学び、考えていきます。
コミュニケーションの基本は、話している相手に、本当に関心を持って「きく」ことから始まります。
ひめラー同士で「なぜきく力が大事なのか」を考え、話し合うところからスタートしました。
午前は、「きかない」きき方で相手の話を聞くということを実践し、それが”はなし手”にどのような影響を与えているのかなどを、考えていきました。
“はなし手”のひめラーにとっては、普段とは違ったきかれ方をするため、実践中にはひめラーの皆さんにも独特な緊張感がありました。その後の振り返りでは対話を通じてお互いの「きかない」きき方を理解し、皆さんが笑顔で会話されていたのが印象的でした!
それから、2種類のきき方を通して、どちらが”はなし手”にとって「詳しく、気持ちを込めて、話し続けやすくなる」といった影響を与えているか、西村さん自らデモンストレーションしたり、ひめラー同士で実践することで、違いを体感しながら考えを深めていきました。
午後は、午前の内容を踏まえつつ、「内容や事柄を正確に理解することだけが話を聞くことなのか?」という問いから、関心を寄せ続けることがいかに大事か、西村さんの体験談を交えながらご紹介いただき、ひめラー同士の対話とともに、講座が進行していきます。
さらに、「言葉がいかに抽象的なものであるか」ということをひめラーは対話の中で体感しながら、”きく”ためには”はなし手”の話す内容を分かりきった気にならないことが重要であると学びを深めました。
最後にもう一度、西村さんから「きく力がなぜ大事か」 という投げかけがなされた後、今回の講座は終了しました。
(art venture ehime スタッフ 鈴木宏佳)