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二宮さやかさん

元看護師で4児の母(になる)。産前産後夫婦関係アドバイザー、おうち性教育講師、メンタルケア心理士として活躍。

―ひめラーになったきっかけについて教えてください。

二宮看護師を辞めて治験コーディネーターを始め、3人目の育休中に個人事業【SUNNY PLACE】をスタートしました。個人事業では自らの経験の中で仕事と生活のバランス、特に産前産後に特化した夫婦関係支援の重要性を感じ、パパがママのヒーローになれるよう、夫婦の相互理解を深めるためのサポート業務を開始しました。さまざまな講座や夫婦関係に悩んでいる方のカウンセリング、また、未来のパパやママになる子どもたちに対して親が性教育を伝えられるようなお手伝いもしています。ちなみに2025年に4人目が誕生する予定です。

二宮パパが子育てにもっと積極的になって! と世の中的に言われますが、パパの置かれている実情や背景が理解されないまま、そこだけ推進されていると思うんです。男性育休の取得も推進されていますが、土台をしっかりして、パパを支える社会的な仕組みがあってこそできることなのではないかと思っていました。そんな中、ひめラーの活動を知り、アートを介して新しい価値を創造していくということは、私のやっている活動に対しても役に立つのではないか、勉強させてもらえるんじゃないかと思ったことがきっかけです。

―実際に活動をしてみていかがでしたか?

二宮「アートを介する」という意味が最初は分かっていなかったんです。今までアートに興味をもたない人生だったのですが、アートを取り入れることで、こんなに人と人が自然とお互いの価値観だったりお互いの背景を知ることができるんだと知り、とても刺激を受けました。

二宮対話型鑑賞も最初はどんな感じなのかな? と思っていたけど、否定をしない、人と見る視点が違うなど、価値観の違いを受け入れることができるアートってすごいなと思い、感激しました。夫婦関係や親子関係は、関係が近しければ近しいほど、相手を理解している気になったり、分かって欲しい思いが先立って「どうして分かってくれないの」と、すれ違いを生むことも多いのです。そこに何も関係ないアートがポンっと入るだけで、そうだ、お互い違う人間だもんな、と認識させてくれ、なんの衝突もなく理解できるというのが素晴らしいと思いました。自分の講座でお話をさせていただくときや人とお話をする際にも、ちょっとアートを取り入れたりするなど、もうすでに自分の活動にもエキスをもらっています。毎回の講座でメモが止まらない(笑)。

―この経験がこれからの生活や仕事に役に立ちそうですか?

二宮親子だったり夫婦だったり、それぞれが違う人間だということを伝えていきたいと言いつつも、私自身、日常に戻るとそれができなくて衝突してしまうことがあったのですが、ひめラーの活動が定期的に生活の中に挟み込まれていくので、気持ちを正してくれるきっかけになりました。凝り固まった意識や自分の価値観を講座の中で知らぬ間に押し付けていたかもしれない、もっと多様な価値観の中で捉えるべきだと、思い返すきっかけをもらっています。

―ひめラーのメンバーとの関わりはどうですか?

二宮普段生活していたら、出会うことがないようなユニークな方たちが集まっています。私が、こんな活動をしているんですよと話したら、こんな事知ってますか? とかこんなツール使ってみたらどうですか、とか様々なアドバイスや知識をくださりありがたかったですね。

―どんな方におすすめしたい活動だと思いますか?

二宮私は最初、アートのことが全然分からないから大丈夫かな?と思っていましたが、今思うと知らなかったからこそ気付けたこともたくさんありました。アートを取り入れることでこれだけ世界が広がったり、コミュニケーションツールとしてこんなに役立つんだと、誰よりも実感できたのではないでしょうか。何かやりたいことがあったり、自分の活動の中で人との関わりを大切にしたいと思っている方にひめラーに入ってもらえたら、私みたいに刺激をたくさん受けられるんじゃないかなと思います。