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宮本奈苗さん

大阪出身。夫の歯科医院でマネジメントを担当。愛媛マラソンにチャレンジする市民ランナーでもある。

―ひめラーになったきっかけについて教えてください。

宮本仕事は歯科医院のマネジメントをしていて、週末は愛媛FCの応援やボランティア活動をしています。ひめラーのことはSNS広告で何度も目にして、気になっていました。面白そうだなと思っていましたが、日々の暮らしの中でひめラーの活動に時間を取ることができるのか、仕事も趣味もほとんど夫と同じという生活が何十年も続いていたので、私一人で新しい世界に踏み込むことに対して猛烈に悩みましたが、やってみようと応募しました。

―アートや地域活動に興味があったのでしょうか。

宮本心を揺さぶられる何かや表現に対して興味はありました。ひめラーに応募した大きな理由に、私自身が今まで学んできたこと、やってきた活動のすべてを使った総決算のような形で、何かができるのではないかという気持ちがありました。

―実際に活動をしてみて心に残ったことはありますか。

宮本人生の中で衝撃的な出会いがいくつかあるのですが、そのうちの一つが、今回学んだ対話型鑑賞です。その前に出会ったのは「その人のもつ力を信じる」というある人の言葉。種が自分で芽を出すための様々なサポートをするのが農家さんのお仕事なのですが、自分も子育てや仕事のシーンでもそうありたいと思っていました。そのために、カウンセリングやコーチングの学びも深めてきました。それを実践するために人と人が関わりあうと、もちろん価値観や意見も違いますから、どうしても対立したり衝突したり、自分の心もモヤモヤしてしまいます。しかしこの対話型鑑賞は対話の中に「アート」を介していて、みんなでそれを見るんですね。そうして自分の意見を話す、人の意見を聞く、そして自分の意見を学び直すこともします。しかも自然に自発的に…すごい! 自分が今まで思っていたことを実施しやすいスキルを身につけることができたと思いました。

―多種多様な学びをさらに生かしていますね。

宮本学びをすぐに生かすタイプなので、職場のミーティングで次に何を話そうかと考えたりしています。コロナ禍以前は、様々な勉強会に出てインプットをするのが常でしたが、今回、久しぶりの学びでした。愛媛にいると、様々なことを学ぼうと思っても県外に出るには旅費がかかるし結構大変なんです。1日6時間、素晴らしい学びを無料で受けられるなんて! しかも専用の交流サイトがあるので、自分さえその気になれば仲間と学びを共有でき、人の意見を聞くこともできます。こんなにお得なことがあるなんて(笑)。

―今回の学びは今後の生活や目標には役に立つと感じていますか。

宮本私にはもうすでに役に立っていて、感謝しかないと思っています。だから何か還元したいという気持ちもあり、学びを振り返るラボを立ち上げようとしています。以前からインプットが好きなのですが、インプットの場に行く人はたくさんいても、大事なのはそこで学んだことを振り返り、自分のものにすることだと思うんです。100人いて自分のものにできるのは2人ぐらいって言われる程です。みなさんお忙しい中でノートを見返そうと思ってもなかなか時間が取れないこともありますが、似たような感覚をもった人がたくさんいるので、無理にでも振り返りの場をつくることで、それを普段の活動にも生かすことができるのではないかと思います。また、この振り返りがあることで2期の方にも情報をうまくお伝えできるかなと思います。ひめラーって何ですか? と聞かれた時に、2期目に応募される方はきっと、何を学ぶことができるか具体的な言葉が欲しいと思うんです。それぞれの受け止め方をお伝えできたらいいなと思います。

―どんな方にひめラーをおすすめしたいですか。

宮本ひめラーのメンバーの方がおっしゃっていたのですが「コミュニケーションは好きだけど、コミュニティは苦手」なんですって。それを聞いて、私もそうだと思ったんです。そういう人にちょうどいい距離感で活動ができると思います。講座もその後のおしゃべりも楽しいですし、ひめラーは安心して話せる場だと思います。自分が思いついたことを地域でいざやろうと思うと、まずは仲間集めから始めないといけない。もちろん資金集めなども大変ですが、この用意された場でやりたいと手をあげると、興味をもった人たちが集まってくれる。それは本当に恵まれていると感じます。

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