―ひめラーになったきっかけについて教えてください。

近藤松山市や愛媛大学など「公・民・学」が連携するまちづくり機関、松山アーバンデザインセンターに所属していた時に、アートや人が好きなんだったらこんなプロジェクトがあるよと、ディレクターにおすすめしてもらったのがきっかけです。面白そうだなと思ったとともに、私ができるのかなというドキドキ感もありました。ひめラーを受けた時に、４人の集団面接だったのですが、私以外は社会人や主婦の方など人生経験が豊富そうな方たちばかりで、そんな方たちの中に入ることができるかなと不安にもなりましたが、合格のお知らせをもらい、多種多様な方たちと一緒に活動ができる喜びも湧いてきました。

―もともと、アートや地域活動に興味があったのですか？

近藤はい。高校生の時に地域のお祭りを復活させるプロジェクトに関わっていて、まちづくりに興味をもち、今の大学へ進学するきっかけになりました。

―ひめラーの活動で特に印象的な活動はなんですか？

近藤印象的な活動が二つありました。一つ目が実践講座で内子町小田に行ったことです。地域のことを知り、その地域に根付いた画家さんの作品を見たり、当時の暮らしぶりを知るなど、現状と比較する活動が印象的でした。
もう一つが対話型鑑賞で、作品を見ながらファシリテーションして、作品をどう思っているかを引き出す講座が印象的でした。ファシリテーターは作品のことをまず知らないといけないという重要性を知ったこと、それとともに感想を引き出す難しさも知ることができました。作品のことを伝えすぎてもいけないし伝えなさすぎてもいけない、というのが難しかったです。

―ひめラーの活動で身についたこと、成長したことはありますか？

近藤相手のことをよく知ろうと思うようになりました。ひめラーのみなさんが個性豊かでさまざまな背景をもっているので、毎回講座で顔を合わせる度にいろんな意見を聞けるのが楽しみです。講座を受けるたびに考え方の視野が広がっていると実感しています。このプロジェクトを通じて、人や物事を深く考えて知ることが大切だと思いました。今後生きていく中で、相手に対して尊敬して接したり、深く知ることを心に置いて活動したいと思っています。

―これからやってみたいことはありますか？

近藤アートには人を惹きつける力があると思います。私は人が好きでたくさんの人と関わりたいので、アートを介して人と地域、人と物をつなげるようなことを企画したいと思っています。

―どういう方にひめラーをおすすめしたいですか？

近藤何事にも興味があって、飛び込む力がある方へ。このプロジェクトは、人はもちろん、いろんなことに出会えるプロジェクトですので、探究心のある方におすすめです。活動はとても楽しいです。月一回程度の講座ですが、今日は何が学べるのかな、どんな自分に出会えるのかなと毎回ワクワクします。

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