【第6回 鑑賞実践講座】
日時|2024年1月18日(土)10:00–15:00(昼休憩1h)
場所|愛媛県庁 第一別館 第3、5会議室
講師|春日美由紀(Art & Communication Lab. うるとらまりん主宰者、京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター共同研究者)
対話型鑑賞の実践は今回でラスト。前回の鑑賞実践講座に引き続き、作戦会議の内容を実行していく、再チャレンジの場としてのファシリテーションの実践を行いました!
何度も対話型鑑賞をしてきた作品ですが、急遽のグループ変更も相まって、これまでの講座とはまた違う角度からの発言が起きていました。
違う視点からの発言によって、場の空気も大きく変わっていきますが、ファシリテーターも鑑賞者も互いに柔軟に対応しながら、鑑賞を深めていきます。
ファシリテーターは、鑑賞者の発言だけでなく、自らの細かい動作や立ち位置などのタイミングにも意識を向けながらファシリテーションを行っている様子でした。どうすれば違和感無く、心地よい鑑賞の場づくりをしていけるか、非常に高度なところまで思考を深めながら、ファシリテーションを行えている印象でした。
また、鑑賞者にとっては、新たな発言から、予定調和的ではない鑑賞体験や、自らの新たな気付きを素直に楽しんでいました。
それから、鑑賞の後に毎回行う振り返りの場も、非常に充実していました。鑑賞者の反省が、ファシリテーターの反省へと繋がるなど、お互いを高めあう様子も見られ、非常に興味深い内容となっていました。
次回は、鑑賞実践講座の最終回!これまでの講座で行ってきた対話型鑑賞の実践を振り返ります。
次回に向けて、春日さんからの宿題も!?どのように応えていくのか、非常に楽しみです!
(art venture ehime スタッフ 鈴木宏佳)