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アクセス実践講座(コース2 アシックス里山スタジアム)第3回

2024.11.18

【アクセス実践講座(コース2)第3回】
日時|2024年11月9日(土)10:00–15:00(昼休憩1h)
場所|アシックス里山スタジアム
講師|二宮敏(株式会社NINO 代表取締役 東京藝術大学共創拠点推進機構 地域コーディネータ art venture ehime プロジェクトマネージャー)

今回のアクセス実践講座のゴールは、前回のレクチャー&ヒアリングに基づき立ち上げたひめラボの内容をFC今治やその周辺のコミュニティの皆様に向けて発表することです。
まずは、それぞれ3つのひめラボについて、お互いの進捗状況をシェアするところからスタートします。

お互いに進捗状況をシェアしたところで、ひめラーから「他のひめラボに参加したい」「それぞれのアイデアを一度全体でミックスしたい」との提案。前回考えたひめラボを一度解体し、再度繋ぎ合わせていきます。

議論が煮詰まってきた頃、1人のひめラーから、「新たな提案を考えるのではなく、前回ヒアリングした6つのコミュニティが普段行っている活動にスポットを当てて、それらが生み出しているコミュニティ同士を繋げられる提案を行うのが大切だと思う」との意見。

そして、ひめラーのアイデアがそれぞれどのコミュニティに適応しているものなのかを可視化し、分類を行った後、4つのひめラボに分かれていきました。

ランチタイムもひめラボの内容に花が咲きます。

ミーティングを行える時間も少なくなってきた中で、発表に向けて最後の追い込み。

いよいよ、4つのひめラボの発表です。
普段交わらないコミュニティ同士を「クラブ」として交われるようにして、それらコミュニティの繋がりを生む役目をひめラーが担うひめラボ。「スタジアムが非日常の場になってしまっているのでは」という視点から、日常的に通う場所になるために「クラブ活動」や「習い事」に目をつけた提案です。

他にも、平日の昼間利用に課題を抱えているコミュニティと、育休を取ったものの行き場が無いという課題を持つパパママとを繋げるための提案を行うひめラボなど、先日のヒアリングした内容と自らが抱える課題をつなぎ合わせて新たな価値を提案するひめラボも。

FC今治様からは矢野将文社長、第1回でスタジアムを案内してくださった飛田隆之さん、そして、今治しまなみスポーツクラブの金山義彦さん、今治市役所からは越智健治さん、アシックス今治プロジェクトの山田裕也さん、FC今治高等学校の平内秀樹さんがオブザーバーとしてご参加くださり、一人ひとりから丁寧にフィードバックをいただきました。

アシックス里山スタジアムでのアクセス実践講座はこれにて無事全3回が終了しました。スタジアムツアーや試合観戦などを通して、普段利用していない、あるいは利用しにくい人がアクセスしやすくするためにはどうしたら良いか考えをめぐらせたり、周辺で活動するコミュニティ同士、利用者同士、あるいはそれらコミュニティと利用者といった、多角的、複合的に繋がりを生むためのアイデアを対話を通して膨らませたりと、まさにアクセスしていくための取り組みを実践していく、そのスタートとなる講座となりました。
(art venture ehime スタッフ 鈴木宏佳)

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