【第3回 鑑賞実践講座】
日時|2024年11月2日(土)10:00–15:00(昼休憩1h)
場所|愛媛県美術館 研修室
講師|春日美由紀(Art & Communication Lab. うるとらまりん主宰者京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター共同研究者)
前回10月5日(土)の鑑賞実践講座に引き続き、愛媛県美術館にて対話型鑑賞を実践していきます。前回の講座で鑑賞者や観察者だったひめラーは、その視点や、そこで得た学びを活かして、ファシリテーターを行います。
緊張感はありつつも、「どこからそう思う?」「そこからどう思う?」といった問いかけを行ったり、鑑賞者の発言内容に対して言い換えをしながら、学びを活かして、着実に対話型鑑賞を進めていくひめラーの皆さん。
ファシリテーターを担当するひめラーがより良い雰囲気づくりを意識的に行うことで、鑑賞者から作品に対するさまざまな意見が交わされていきました。
それらの意見をまとめ、新たな問いをファシリテーターが投げかけていく中で、鑑賞者からさらに新しい視点の意見が生まれていき、鑑賞体験をより深めていきました。
前回同様に、対話型鑑賞の実践後は、各グループで振り返りを行います。
一人一人が鑑賞の中で感じたことを共有し合ったり、講師の春日さんと、ゲスト講師としてご参加いただいている愛媛県美術館 専門学芸員・担当係長の鈴木有紀さんにアドバイスをいただき、より学びを深めていきました。
・対話型鑑賞の主役は鑑賞者と作品。ファシリテーターは黒子。
・知らないことが発言されたら、鑑賞者の力を借りて説明してもらう。
・自分が相手の立場ならどうされるのがよいか考えよう。
などなど、対話型鑑賞に限らない、これからの活動の上で重要になってくるような考え方のポイントがいくつもあり、非常に学びの大きい活動となりました。
前回と今回の講座で、ひめラーはファシリテーター、鑑賞者、観察者という様々な役割を通して、様々な学びや気付きを得ることができました。
(art venture ehime スタッフ 鈴木宏佳)