【第3回基礎講座 アート作品を鑑賞するとは】
日時|2024年6月15日(土) 10:00–15:00 (昼休憩1h)
場所|愛媛県美術館 研修室
講師|春日美由紀(Art & Communication Lab. うるとらまりん主宰者 京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター共同研究者)
今回の会場は愛媛県美術館!
作品鑑賞を通して、今後の「ひめラー」としての活動のヒントを得たり、ファシリテーションについて学び、考えを深めていきました。
「作品の情報を知っているということだけで作品を鑑賞したといえるのか」という問いから、今回の講座はスタートします。
ひめラー同士で対話しながら絵画を鑑賞する中で、自らの考えをはなしたり、他者の意見をきいていきました。
対話を通し、他者との視点や考えの違いに気づく中で、考えを根拠に基づいて意見にすることの大切さを学びました。
それから、「ブラインド・トーク」という鑑賞方法を実践しました。2人1組のペアとなり、1人が目を閉じ、1人が言葉で「どんな作品か」言葉だけで説明していきます。ひめラーは、見ている作品を要領よく正確に伝えることの難しさや、見えないものを想像するもどかしさに苦戦しつつも、楽しんで作品を鑑賞していました。
午後は研修室を飛び出し、春日さんと愛媛県美術館 専門学芸員・担当係長の鈴木有紀さんがファシリテーターを勤め、展示室で作品鑑賞をする中で、より実践的にファシリテーションの学びを深めます。
ひめラーは作品を鑑賞するほかに、ファシリテーターの言動を観察し、気付きをメモしていきました。ひめラー自身が元から持っている情報に左右されずに作品を見るところに鑑賞の課題点があるようでした。
最後に、グループトークでお互いの気付きや考えを共有することでより考えを深めていき、今回の講座が終了しました。
(art venture ehime スタッフ 鈴木宏佳)